日記

マツノヤマヒメコケムシ

2016/07/22

キョロロの快挙!

マツノヤマで新種の昆虫発見。
『マツノヤマヒメコケムシ』と名付けられました。

マツノヤマヒメコケムシはカブトムシと同じコウチョウ目コケムシ科ヒメコケムシ属。
体長は1ミリ以下という小さな昆虫だそうです。
キョロロの学芸員・永野君と福井大学助教授の共同研究とのこと。

キョロロは第2回大地の芸術祭の時に建設されたアート作品の一つです。
十日町の「キナーレ」、松代の「農舞台」と共に各ステージの拠点という位置づけでした。

この建設が決まったとき、正直言って私は否定的でした。
今この時代に、「箱もの」???
はじめから「建設ありき」じゃん。。。
わずか3000足らずの人口の町が、数億円の観光施設を造ることに疑問を抱いたものです。
もっとも建設費は芸術祭の予算が大半でしたが、それでも毎年莫大な維持費がかかります。
これが我々町民に重くのし掛かってくると思ったからです。

おそらく今現在でも、このキョロロの運営は入館料及びキョロロ自体の売上では賄い切れていないと思います。
しかし施設はスタッフの努力で魅力的なものに創り上げられつつあります。

体験プログラム、ユニークな企画展示やイベント、学校教育の場。。。
詳細についてはキョロロのサイトをご覧下さい。
とにかく盛り沢山です。
スタッフの努力はいかばかりかと想像します。
お互いに相乗効果を生み出そうと、我々温泉組合とも何度も会合を持ちました。
その時に感じたこと。
「経営する気がある」ということ。
大変失礼な言い方で語弊もあるかもしれませんが、つまりは行政からのお金で施設や仕事を維持することに満足していないということです。
自分たちの努力で入館者を増やしたい、独立採算が取れるように頑張りたいという思い。
その思いが少しずつ実を結んできたと思います。

松之山の子供たちがキョロロを大好きなのが、その確たる証拠です。

そして、今回の快挙。
忙しい仕事の合間を縫って、自分の研究を続けているスタッフに敬意を表します。

永野君、おめでとう!!!

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