ご当地ナンバー「雪国魚沼」誕生ならず!
十日町市、南魚沼市、魚沼市、津南町、湯沢町の
5市町が導入を目指していたご当地ナンバーですが、
導入を断念する事態となりました。
5市町村の首長と商工会、農協、観光協会、青年会議所、
商工会議所、自治組織連絡協議会などの代表でつくる、
新ナンバープレート導入推進協議会が
昨年の夏から協議してきました。
「魚沼」「うおぬま」「妻有魚沼」「湯沢」「越後魚沼」
「雪国魚沼」の6候補の中から協議会メンバーの賛成多数で、
「雪国魚沼」が選ばれたわけです。
ところが先般、湯沢町が住民によるアンケート調査をしてところ、
反対多数だったため協議会を離脱。
他の市町でもパブリックコメントなどの状況を踏まえ、
この度アンケートを取ったところ、
これまた反対多数で、ついに導入断念となりました。
湯沢町が
・雪国魚沼がよい…31.46%
・どちらでもよい…14.59%
・長岡ナンバーのままがよい…53.95%
で離脱。
他の3市1町は
・雪国魚沼がよい…20.23%
・どちらでもよい…10.11%
・長岡ナンバーのままがよい…69.66%
と湯沢町を大きく上回る反対多数だったので、
これはもはや、強引には進められませんよね(^^;)
ちなみに十日町市はもっと強烈です。。。
・雪国魚沼がよい…14.73%
・どちらでもよい…9.80%
・長岡ナンバーのままがよい…75.47%
なんと、4人に3人は反対しているという状況です。
「雪国」という言葉に対するイメージが、
嫌だったり、恥ずかしかったりするようです。
十日町市のパブリックコメントとそれに対する市の回答は
下記のリンクからご覧いただけます。
http://www.city.tokamachi.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/6/nannba-pabukomekekka.pdf
協議会としては、負のイメージが強いからこそ、
自分たちで「雪国」を発信することによって、
雪がもたらす自然や食材、文化、産業、アクティビティ…
などを広く周知し地域発展につなげたいという
考えだったのでしょうが、うまくいきませんでした。
半年強で答えを出さなければならないという、
検討や周知の時間も短かすぎたと思います。
「雪国」ありき的な感じで進められた感がありますね。
ご当地ナンバーありきで進めたなら…
「魚沼」「うおぬま」「妻有魚沼」「湯沢」「越後魚沼」
「雪国魚沼」の6つの候補が上がった時点で、
住民にどの候補がよいかアンケートを取ったならば、
もしかしたらこの圏域でご当地ナンバーが
誕生していたかもしれません。
この他に候補はあげられないのか?
って疑問もわくと思いますが、
国の指導で、地域を端的に示す地名でなければならないとあり、
そうなると昔からの地方名、地域名、市町村名などになります。
「上越」も当てはまるのかもしれませんが、
上越市があり、そちらは先んじて検討していますから…
ちなみに、松之山と松代は「くびき」ですが(笑)
そう考えると、住民アンケートを取った場合には、
おそらく「魚沼」でしょうね。
「魚沼」の2文字は完全に全国区ですからね(^^)
長々と書いているが、「宿六、お前はどうなんだ?」
という声が聞こえてきそうですので(笑)
オラの意見というか…を。
「雪国」という言葉へのアレルギーはありませんし、
世界有数の雪国であることは、そしてその恩恵は、
全国に誇れることだと思っています。
でもこれば、車のナンバープレートの話です。
4文字は長い。
(十日町市ホームページの「ご当地ナンバー導入の目的とこれまでの取組等について」からの画像引用)
このナンバープレートのイラストは本来のプレートの
縦横比よりも横長ですよね。
それでも4文字となるとこれだけ寸詰まりになります。
車というのは服と一緒で、ある意味自己表現でもあるわけで、
ナンバーもスマートなほうがいいと思うんですよ。
ナンバープレートを付けないわけにはいかないので(笑)
だとしたら、ナンバーもかっこいい方がいい。
意匠として、ね。
というわけで、候補の中から選ぶとしたら「魚沼」ですね。
「長岡」とどっちを選ぶといわれたら…
自分の住んでいるところとしてどちらが近いかという観点から、
「魚沼」ですね(^^)
今回はいろいろと残念な結果となりましたが、
この圏域のことを考えるいいきっかけとなればいいですね(^^)
本日の松之山温泉は晴れ。
いい天気でした。
あちゃの。