温泉&風呂

入湯税

乳頭温泉の風評被害は残念ですね。。。

おはようございます、松之山温泉 和泉屋の宿六です。

今日は、乳頭ではなく、入党でもなく、入刀でもない入湯税の話です。

ある機関誌で入湯税ランキングが載っていたんです。

スマホのカメラで撮ったので見づらくてすみません(^^;)

一位は箱根町。

なんと6億9,000万円!

単純に一泊150円として割り込むと、460万泊です。

すごすぎますね~

箱根町の人口が1万3,000人くらいだそうですので、

人口の数百倍という人がお風呂に入りに来ているわけです(@_@)

松之山温泉でも入湯税をお客様からお預かりしています。

宿泊100円

日帰り50円です。

これは鉱泉浴場経営者がお客様からお預かりして、

そっくりそのまま市に納めます。

旅館がもらっているわけではありませんので、

請求書を見て嫌な顔はしないでくださいね(笑)

そんなお客様はいませんが。。。

宿泊の入湯税100円というのは画期的に安いです。

ほとんどの温泉地は150円だと思います。

松之山町時代は150円でしたが、合併とともに100円となりました。

入湯税徴収の根拠となる条例は十日町市入湯税条例です。

http://www.city.tokamachi.niigata.jp/site/reiki_int/reiki_honbun/r106RG00000232.html

入湯税は目的税ですので、税の使用目的が決まっています。

第1条に「環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設及び消防施設その他消防活動に必要な施設の整備並びに観光の振興(観光施設の整備を含む。)に要する費用に充てる」

とあります。

平成25年度版市税概要によると

十日町市の入湯税額は56,085,000円です。

徴収率は100%!

で、これが何に使われているかというと…

観光協会の助成として55%強。

残りは市営スキー場の運営経費となっています。

まぁ、明快といえば明快ですが…「経費」として使われているとなると、

あまり前向きではないような気がしますよね~

「観光の振興(観光施設の整備を含む。)に要する費用」

に合致するのでしょうが、維持ではなく振興に使ってもらっているならいいですけど。。。

ちなみに箱根町は、

http://www.town.hakone.kanagawa.jp/hakone_j/kurashi/annai/hoken01-07.html

最終処分場や上下水道整備などの環境衛生設備に多く充当しています。

入湯税2位の札幌市は、

http://www.city.sapporo.jp/citytax/syurui/nyutou.html

ざっかりしていてよく分かりません(笑)

3位の日光市は、

http://www.city.nikko.lg.jp/zeimu/guide/zeikin/nyuutouzei/documents/h25nyutohzeishito.pdf

整備以外の観光振興に多く充当しています。

十日町市の場合は、すべて観光関連のために使われているので、

ありがたいと言えば、ありがたいですね。

お客様からいただく貴重なお金ですから、是非とも有効に使ってもらいたいものです。

宝くじや競馬みたいに、何かを整備・購入したら、

「お客様の入湯税のおかげです!」的なクレジットを入れてもいいと思いますね。

本日の松之山温泉は雪。

結構積もりましたが、もう大丈夫でしょう(笑)

あちゃの。

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