露天復活物語その1
2016/07/24
当館の露天風呂は冬期間、出入口を除き周りをすっぽりと雪に覆われます。
お風呂に浸かりながら、雪に触れることが出来る。
こういう露天風呂って、ありそうでないんです。意外と。。。
で、恐ろしく寒くて、すぐ側が雪の壁ですので景色もへったくりもないんですが、結構人気があるんです。
特にスキーヤーなどの若いお客様には。。。
スキーに行く前に缶ビールを雪の壁に埋め込み、帰ってきて露天風呂に入りながら、雪で冷えたビールを飲む。
といったような楽しみ方をされているようです。
例年ですと、冬期間ほとんどクローズすることはなかったのですが、今年は例外でした。
一番雪が多かったときの写真です。
どうでしょうか?
ありえない状態ですよね。。。
これだけの雪の量になってしまうと、お風呂自体には入れても、裏山からの雪崩の危険性が出てきてしまうわけです。
それで、やむなくクローズ(*_*)
入れて当然の露天風呂をクローズしなければならない心苦しさ。申し訳なさ。。。
しかしながら、1月の中旬を過ぎて穏やかな日が続き、雪もだいぶ落ち着いてきました。
今月の中旬には、露天風呂を楽しみにして下さっているお客様がいらっしゃいます。
少し早い気もしますが、露天風呂再オープンに向けて作業開始です。
セッピがせり出していて、かなり危険です。
どさっと、落ちてきたら。。。ぞっとします。
まず、上の方から「段」をつけます。
こうすることで、上からの落雪をこの段で受け止められるようにします。
わかりますでしょうか?
上の方に横に筋が入っています。これが一段目。
下の方に黒く見える石が、露天風呂です。
他に雪の捨て場がないので、やむなく露天風呂に投雪。
お湯の威力はすごいもので、みるみる融けていきます。
本当はこうしたくないんですが。。。
露天風呂も一杯になってしまいましたので、今日の作業はこれにて終了。
露天風呂が入れる日まで、シリーズでお届けします。
って大袈裟(^_^;)