地すべり講談公演
2016/09/17
昨日はお休みだったので、
朝思いっきり風呂掃除。
その後は、煎餅かじりながら、
gyaoで映画「ホーリーマン」を観ました。
ほのぼのとした、いい映画でしたよ(^^)
午後は標題の講演会に行ってきました。
松之山は地すべり地帯でして、
これまでに幾度となく災害が発生しています。
特に昭和39年の地すべりは大災害となりました。
昔から民を苦しめてきた地すべりですが、
松之山兎口の「杢坂」というところに
ある伝説が残っています。
どうしても止まらない地すべりから
村を守るために「人柱」となった男の物語。
それが、このほど講談になりまして、
その公演があったというわけです。
村のために自ら人柱になる杢兵衛と
残された妻子、そして村の人々の
心情を情感たっぷりに演じておられました。
それにも感激しましたが、
こういった講談を通して「松之山」という地名を
いろいろな場所でアピールして頂いているということにも
感謝感激ですね~(^^)
話が前後しますが、
この講談の前に「松之山町民歌」の合唱があったんです。
音頭をとるのは松代在住の音楽家、
ボイコ・ストヤーノフさんです。
松之山町民歌を何とサンバ風にアレンジして
みんなで合唱しました。
ボイコさんは松之山の小学校や保育園とも交流があり、
休憩時間に即興でピアノを弾くと、
ご覧のように子供たちが集まってくるほど
人気者です(^^)
と、なかなかいいイベントでした!
でも、ひとつ残念なことが。。。
いいですか?毒吐いて。
イベントのパンフレットの表紙に
「松之山町民歌」の歌詞が印刷してありました。
そのタイトル。
『旧 松之山町民歌』
はぁ? なに、これ?
合併して「松之山町」は「旧松之山町」だけど
「松之山町民歌」は「松之山町民歌」でしょう!
森進一氏の「おふくろさん事件」じゃないですが、
歌のタイトルを変えるというのは…?
作詞家の方の了解を得てのことでしょうか?
オラ、この歌大好きなんです。
感涙ものの歌詞ですよ。
松之山に住む人の「心」を
本当によく表現していると思います。
これは松之山に住む人の歌であって、
自治体名によって左右されるものではないと思います。
松之山の町制施行、
つまり一自治体の誕生と共に出来たのでしょうが、
何十年と歌い継がれてきて、
松之山の人に親しまれてきた
すでにひとつの「ふるさと」です。
歌って、そういうもんだと思うんですよね。
「松之山町」があったのは厳然たる事実で、
その時に歌われていて、
そのまま今日も歌われて続けている。
それに「旧」をつけるって………
じゃあ、
「○○小学校校歌」は「旧○○小学校校歌」ですか?
その小学校の卒業生にとっては、
いつまでも「○○小学校校歌」のはずです。
旧十日町の人は、
「十日町小唄」を「旧十日町小唄」といいますか?
いわないでしょう。
そういうものじゃないでしょうか。
オラだけ変なんでしょうか?
何だか切なく、寂しい気持ちになりました(-_-)