読書感想文「鬼滅の刃」
先日、ネット通販で品物を買ったのですが、
電源が入らないという全くもって初期不良品だったんです。
某PCサプライ用品の大手の製品でした。
さっそくメールで報告すると、速攻返信が。
謝罪と返金もしくは交換での対応という内容でした。
失礼ながら、ちょっと感心してしまいました。
だいたい、あれをこうして、これをこうして試してみて!
みたいな対応が多いじゃないですか。
実に潔いと思って(笑)
素晴らしい。
さて。
今更?と言われそうですが、鬼滅の刃を読みました。
たまたま子供が持っていたので借りたのです。
そうでもしないと手に取らないです(笑)
面白いか面白くないかと言われたら…
面白かったです!
私はひねくれものですので、ブームになったものに対しては
斜に構えるわけですが、最近は大人になってきたので、
素直に感じたことは素直に言います(笑)
何が面白かったかというと、
いかにして鬼を退治するかという戦闘シーンです。
これは現代を生きる人々に、
作者がものすごくストレートに家族愛の大切さを訴える物語ですね。
そして…これは飛躍しているかもしれませんが、
今の平和な日本を作り上げた先人たちへの鎮魂の物語だとも感じました。
非常に残虐でグロテスクな表現ばかりで、
なぜこんなに人気があるのかと感じながら読んでいたのですが、
これは大人が子供たちに読ませたいんだな、と思いました。
鬼の醜悪な姿は人間の醜い心が具現化されたものとして、
視覚的に分かりやすく訴えています。
そして、健常な人間によって倒されるわけですが、
最後には清らかな思い出や気持ちを抱いて消えていきます。
要するに道徳の教科書なわけです(笑)
子供たちは子供たちで剣士たちのキャラクターや技に魅力を感じます。
親子で共通の話題となるコンテンツは最強ですよね。
正直に言いますが、画風が全く好みではありません。
ちょっと登場人物の見分けがつかなくて、設定もよく理解できなくて、
1~3巻くらいまでは、何度も戻って読みました(笑)
6巻くらいになってようやく絵が落ち着きましたね。
それでもやっぱり好みではありません。
特に戦闘シーンは絵を見ても何がどうなっているのか??
前述の戦闘シーンが面白かったということと矛盾しているようですが、
面白いと思ったのは展開です。
最近のブームと呼べるほどの人気の漫画、
ワンピースやキングダムも画風が苦手です。
まぁ私の感覚がずれているのでしょうね。。。(笑)
感動はありませんでした。
涙も出ませんでした。
鬼一体一体に出てくる人間だった時の回顧シーンも、
それが肝だと分かりつつもボリュームが大きくて弛みました。
これは作品の否定ではありません。
おそらく私が漫画にそういうものを求めていないんだと思います。
最後は人間と鬼との勝ち抜き戦のようになるのですが、
単純に戦いが娯楽として面白かったという感じです。
私はそういう人間なのです。
鬼滅ファンの皆様、スミマセン(笑)
本日の松之山温泉は曇り。
穏やかです。
あちゃの。