令和元年度の入湯税は何に使われたのか?
ヤホーニュースを見ていたら、凄い記事がありました。
那須塩原市が観光従事者のPCR検査の財源として、
入湯税の値上げを決定したとのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/210e6dbc377c4e4da2c686d40067f885167cbe04
塩原温泉旅館協同組合が猛反対しているらしいです。
一方で板室温泉旅館組合は全員賛成とか。
普通は今まで使っていた事業を縮小して、
新しい事業を行うというふうに考えるものですが、
足りない部分を温泉利用客から負担してもらうという…
なかなかの試みです。
しかも200円増し!
温泉事業者は徴税義務者という立場であり、
お客様から入湯税を預かる最前線にいるわけです。
もちろん説明責任は行政にありますが、
お客様は行政の通達などは見る傾向にはなく、
請求されて「はぇ?」となりますよね(笑)
入湯税は目的税で、徴税義務者としては、
観光振興や誘客に使ってもらいたいわけです。
だから徴税に協力する意味があるんですね。
賛否両論あるでしょうが、
1ヶ月間隔のPCR検査が果たして誘客につながるのかどうか?
そしてその費用の一部を払うことにお客様が納得するのか?
注目ですね。
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あなた、意見言わないの?
って感じでしょうか(笑)
未来のお客様の快適で安心安全な滞在のために、
現在のお客様に「投資」していただくことはアリだと思います。
駄菓子菓子。
同じ徴税義務者の立場としては、
観光振興につながるかどうかの意見が分かれている時点で、
目的税としていかがなものかと思います。
そして、1ヶ月間隔のPCR検査が安心安全を確約できるかというと
かなり疑問符がつきます。
ということです。
さて。
前置きがかなり長くなりましたが、
最近バタバタしておりまして、
デスクの上に書類が山積みとなっており、
ようやく整理した際に出てまいりました。
十日町市の令和元年度の入湯税の使途です。
数年前から金額も入れてお客様向けに発信しています。
とてもいいことだと思います。
そしてそのほとんどが観光目的に使用されていることも。
こんなに観光目的に使っている自治体は珍しいと思います。
けっこう消防関係や環境関係に使っているところが多いのです。
まぁそれも巡り巡って観光客のためになるのですが(^^)
欲を言えば、写真付きで、
この看板を整備しましたとか、こんな事業をしました、
などと詳しくwebサイトなどで発信してくれるとありがたいなと。
お客様が入湯税を払う理由づけになりますから。
やはり、十日町市のために払ってもらっているものなので、
払う方も払い甲斐があるじゃないですか。
オレがこの看板を作ったんだぞ!みたいな(笑)
本日の松之山温泉は曇り。
しっとり暑いです。
あちゃの。