山の幸

炊き合わせ

実は活字が好きな松之山温泉 和泉屋の宿六です。

こんばんは。

最近は向かうとすぐに眠くなりますが(笑)

さて。

当館の本日の炊き合わせ。

煮物にもいろいろありますが…

煮しめ、煮付け、煮浸し、含め煮あたりは

ご家庭でも食卓に上がると思います。

しかーし、

炊き合わせ、煮合わせとなると

なかなか一般のご家庭の食卓に出てくることはないのではないでしょう。

否定の連続って叱られそう(笑)

炊き合わせは食材ごとに煮ます。

味付けも時間も食材ごとに違います。

とても手間のかかる料理ですよね(^^)

そしてこの一皿のなかに、

先人の知恵が凝縮されています。

手前の身欠にしん、ゼンマイ、高野豆腐。

そう、保存食ですね。

雪に閉ざされ、まさに陸の孤島となる雪国では、

身欠にしんや塩引鮭は貴重なタンパク源でした。

高野豆腐、凍み豆腐もしかり。

ゼンマイもずっと保存のきく食材です。

一見地味な料理ですが、

かつて、にしんなどは貴重な食材であり、

たとえば正月などに食べるハレの料理でもあるのです。

なーんて偉そうな解説をしていますが(^^;

もはや我々の世代ですら、

煮物の蓋をとってそんなことを思う人は少ないでしょう。

子供たちに伝えていかなければ…ですね(^^;

本日の松之山温泉は雨。

まとまった雨でした。

あちゃ。


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