湯量回復
2019/12/26
数週間前から、どうも源泉の量が少ないなぁと感じてました。
これは露天風呂の湯口なのですが、
これが当館の源泉の最終的な吐出口なんですね。
源泉タンクに入ってくる量を測るのが正しいのですが、
それが自前ではなかなか難しい。
源泉の分湯槽から、当館の源泉タンクまでの高低差がなさ過ぎて、
タンクの上から入ってくるのではなく、
水面より下から入ってくるのです。
ですので、経験値で源泉量を測るしかないのです。
目視でも、どうも少ないなぁという感じでしたし、
浴槽の温度も何とか維持できる感じ。
さらに、浴槽を掃除した後、なかなかお湯が貯まらない。
そんな総合的な判断から市に調整を依頼しました。
実はこのようなことは珍しいことではなく、
ほぼ毎年のように発生しています。
高低差がないのが最大の原因で、
配管内にわずかなスケールやゴミがあると
来る量が少なくなるのです。
ありがたいことに、市の担当職員の方はいつもすぐに来てくれます。
今回もさっそく見に来てくれて、
バルブの調整などをしてくれましたが、なかなか回復しない。
最終的には業者さんから配管内に水を圧送してもらいました。
すると、そうですね…
量にすると野球ボールくらいの砂やスケールが出てきました。
その後、源泉量は劇的に回復!!!
契約量の3/4くらいしか来ていなかったのですが、
ちゃんと規定量が来ると全然違います。
毎分にすると5リットルというわずかな量なのですが、
全然違う。
湯温は余裕で維持できますし、
お客様が水を入れてしまったときなどの回復もすぐにできます。
掃除後の湯張り時間も短いです。
熱交換しているシャワーの温度も上がるし、
熱交換しているヒーターの温度も上がるし、
熱交換している床暖房も順調だし、
熱交換している屋根融雪はこれから(笑)
本当に劇的に変わるんです。
松之山温泉は熱いですから…ようするにカロリーの問題です。
そのカロリーを得るために、
普通は電気を使ったり化石燃料を使っているわけですから。
もちろん、温泉も使用料がありますけどね(^^)
これでおそらく寒いシーズンは大丈夫でしょう。
年末年始の前に解決できてよかったです。
早速対応いただいた市と業者に感謝です(^^)
あちゃの。