雪ネタ

大雪の取材

2016/07/22

昨日家族総出で除雪をしていたら、マイクを片手に男性が近づいてきました。

「○○テレビなんですけど、大雪の取材をさせていただけませんか?」

もちろん、丁重にお断りさせていただきました。

確かにこの雪で人々は疲弊し切っているし、生活に支障を来しているのは事実です。
だからといって、テレビカメラに向かって、
「本当に困っています。」
と嘆いたところで何の解決にもなりません。

逆に私たち観光に携わるものにとっては「風評被害」という悪しき影響が出てしまうのです。
去年の地震の時のように。。。

地震などの局地的災害と違い、雪害は松之山に限ったことではありません。
全国各地で苦しんでいる人がいますし、それぞれの『平年並みの雪に対する対策』が違うのですから、ことさら松之山や津南などの豪雪地帯の雪を取り上げてもらっても意味がないのです。
要するに、雪の少ないところの人は少ないなりに、多いところの人は多いなりに同じように大変な思いをしている訳なんです。

今朝のテレビで津南からの中継をしていましたが、
「ご覧下さい、この雪の山。7、8メートルはありますね。」
と排雪場の雪の山を映されても、
「ご覧下さい、この雪山の下に家があるのです。」
と雪の壁越しの屋根を映されても、
それは事実ではありますが、実際の私達の生活レベルの話ではありません。
家の周り、道路、駐車場を確保するために、そこに『雪山を作る』わけであり、『壁ができる』わけであって、そうすることが私達の生活なんです。
そういう間違った部分だけ取り上げられることが目に見えてますので、取材はお断りさせていただきました。

○○新聞(全国紙)からも電話取材があったようです。
「キャンセルとかは出てますか?」
「いいえ、全くキャンセルはありません。」
「交通機関も乱れていますよね?」
「いいえ、道路は除雪してありますし、ほくほく線もバスも通常通り動いています。」
と答えたそうな。えらい!!!

今度取材が来たら、絶対放送することを前提にこう答えよう。
「大雪で大変ですね。」
「ココが好きで住んでいますから、当たり前のことです。」
「除雪も大変でしょう?」
「毎日、いい汗かいたあとのビールは最高ですよ!」
「困っていることはありますか?」
「そうですね、マスコミの取材くらいですかねぇ」(爆)

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