新しい温泉分析書が届きました!
昨日、新しい温泉分析書が届きました。
前回の分析が10年前ですので、
鷹の湯3号の供用から早くも10年が経ったということですね。
感慨深い。。。
取り急ぎ、貼ってみます。
こんな感じです。
これだけだと…なんなので(笑)
宿六日記っぽく、過去のデータと比較してみたいと思います。
旧源泉のデータは平成16年のものです。
そして、鷹の湯3号が混合された前回の平成20年。
緑色の網掛けが、前回に近い条件で採取された今回のもの。
上から。
気温がそれほど変わらないのに泉温が高いのは、
採取場所の分湯槽にくる源泉の量が多いことを示しています。
湧出量の882リットルはどこで測ったのかは分かりませんが。
pHは若干上がりました。
溶存物質ですが、
ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウムが
大きく増えています。
陰イオンでは、塩化物イオンが大きく増加。
非解離成分のメタケイ酸、メタホウ酸も増えています。
逆に減った項目は少なく、
結果として成分の総計は1278mgも増加しています。
約8%ですね。
平成16年と平成20年の数字はとてもよく似ていたのですが、
今回の分析ではけっこう変わっています。
温泉は生き物ですから、源泉を採取したときによって
差が生じるのは当然です。
成分の8%増が誤差の範囲内なのかどうかが
気になるところですね(笑)
しかしながら、温泉成分の含有量の比率構成は変化がなく、
これは地中で他の物質と混ざり合っていないことの証明でもあり、
安心できる材料です。
今までは、
「松之山温泉は基準値の15倍の濃さです!」
と言ってきたのですが、今後10年は、
「16倍です!!」
と言っていきます(^^)
その他、温泉分析書の見方については
当館ホームページをご覧ください。
http://izumiya-inn.com/profile.html
ただし、数字は平成20年のデータです。
更新しなきゃ(笑)
本日の松之山温泉は雨。
寒くはないです。
あちゃの。