肘折温泉!
というわけで肘折温泉です。
泊まった宿のご主人から、超朝型温泉と聞いていたので、
朝市が毎朝5時から始まると聞いていたので、
とは言っても、さすがに5時には起きられなかったので、
6時ころ、そっと外に出ました(←うまい?)
とりあえず、川上から。
温泉街を流れる銅山川の畔を上っていくとダムが現れます。
登録有形文化財の肘折ダム。
ダムの近くは源泉公演として整備されています。
飲泉所。
これがたくさんあるうちの源泉のひとつ。
吹き上げるので、傘を付けています。
足湯。
新緑、紅葉の時期はいいだろうなぁ~(^^)
温泉街に戻ります。
この小屋の中にはポンプがたくさん入っていました。
肘折温泉は非常にスケールの多い温泉で、
定期的に管の掃除をしなければすぐ詰まってしまうそうで、
そのための用具などを格納している小屋とのこと。
中で酒を飲む感じではありませんでした(笑)
温泉街の中ほどにある薬師神社への参道。
やはり歴史ある温泉地には薬師神社や薬師堂がありますね。
松之山温泉ともう一つの共通点が。
薬師神社の鳥居のわきに、秋葉山の石碑。
江戸時代に何度も大火に見舞われたそうで、
村民は火除けの神にあやかろうと石碑を立てたとのこと。
石碑のみで、松之山温泉のように社はありません。
参道を上ると、薬師神社が。
別名、湯坐神社。
奥にはもう一つ社が。
お稲荷様でしょうか?
温泉街が見渡せます。
この家込みに4mの積雪ですか。。。(^^;)
湯坐神社の境内には土俵のあり、お祭りの際には奉納相撲も行われています。
温泉街に戻って、これが共同浴場「上ノ湯」。
地元民にはカードキーが渡されており、このカードリーダーを通すと、
ガチャっとドアの鍵が開くシステムです。
ハイテク。
番台がないので、いたずら防止や風紀の乱れを防ぐには効果的な方法です。
一般客も入浴可能。
宿泊客には宿で無料券がもらえます。
肘折温泉は赤茶けていますが、この上ノ湯は透明です。
シャワーもない昔ながらの共同湯で、雰囲気最高です(^^)
朝風呂を上がり、再び温泉街へ。
温泉街の中心に旧郵便局の建物が。
とてもオシャレですね。
特に窓枠の逓信マークがイカしています。
温泉街のシンボルとして実にいい雰囲気を醸し出しています。
そしてようやくお客様の姿が(笑)
昨夜は人っ子一人いませんでしたから、9時前なのに。
朝市です。
なんと、お土産屋さんも営業。
地元のお父さん、お母さんが野菜や総菜などを売っていました。
湯治場なので、昔は食材などを売っていたのでしょうが、
今は食事付きの湯治がほとんどのようですので、
どちらかというとお茶請けや、お土産のようなものが多かったですね。
今の時期だと枝豆とか、漬け物とか、山菜の瓶詰とか…
裏通りを歩いているともう一つの共同浴場を発見。
「疝氣湯」
「せんきゆ」と読むのでしょうか。
こちらは地元民専用となっていました。
疝氣とは下腹部の痛みのことだそうです。
さて、朝ごはんの時間も近づいてきたので宿に戻ります。
温泉街に面した本館から戻ってみます。
こちらは湯治棟とのことで、昔ながらの建物。
実にいい雰囲気です。
廊下には料金表。
こちらの宿のお風呂は混浴です。
入口、脱衣場は男女別ですが…
お客様が誰もいないのでパチリ。
中で混浴になっています。
左側は自家源泉で、上ノ湯と同じく透明。
右は赤茶けた源泉でした。
こちらはオラたちが泊まった旅籠棟の大浴場。
湯治場らしく、浴室の端っこに談話スペースが(笑)
肘折温泉の泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉ということで、
あたたまり系の温泉ですね。
やはり湯治にはあたたまり系の温泉です!
事実、湯冷めをしませんでした。
温泉街も古き良き時代の湯治場の雰囲気を色濃く残していて、
タイムスリップしたような気分になります。
遠い昔ではなく、昭和な感じ。
それにしてもビックリするのが、活火山の上に存在しているということ。
カルデラなのですが、肘折温泉郷の下にはマグマがあるのだそうです。
源泉の数がたくさんあるのですが、100mほど掘削すると、
かなり熱い温泉が出るとのこと。
このお湯と、銅山川の豊富な水があるから、
4mもの大雪でも暮らしていけるのでしょうね(^^)
勉強になりました。
本日の松之山温泉は晴れ。
いい天気でした。
あちゃの。