研修旅行~キリコ会館編~
旅行記の続きです。
朝食後、出発は8時30分。
7時の朝食も旅館としては相当早いですが。。。
おそらく4時台の出勤でしょうね~(^^;)
さて、二日目の最初の見学場所は輪島キリコ会館です。
キリコというからてっきり切子だと思っていました。
ガラス器のね。
輪島にもあったのかと。
でも、違いました。
キリコは切子燈籠の事でした。
能登半島では特徴的なお祭りの御神灯です。
デカい。
大きなもので高さ10m以上、重さは2トンにもなるそうです。
これを担ぐとは…
細部まで美しい細工がされていて、
お祭りにかける情熱が伝わってきますね。
素人目にもとても豪華な造りです。
このキリコ会館。
開館時間は何と8時からです。
これはもう完全にホテルこうしゅうえん→キリコ会館という、
流れを創出するための時間ですね(笑)
ホテルからバスで5分ですから。
もう一つの役目は、キリコの保管場所としての機能です。
高さ数メートルにもなるキリコを
そのまま保管することはなかなか困難です。
実際には分解して保管しているところが多いとのこと。
各地区でそのように保管していたものを
一カ所に集約してこのような大規模な場所に保管すれば、
非常に楽なわけです。
お祭りの時にはここからそのまま担ぎ出せますしね。
さらに、普段眠っているキリコを観光客に観てもらうことで
お祭りに来る客を増やせるかもしれませんし、
さらにさらには、入館料という収入も得られる。
一石二鳥どころか、三鳥も四鳥もあるわけです。
運営は株式会社まちづくり輪島という
輪島市が50%を出資する会社のようです。
会館の建設は輪島市が行ったと公式サイトにありました。
収支も検索したら出てきましたが、
キリコ会館自体では赤字の収支でした。
それでも、前述のような理由から存在意義は大きいでしょうね。
もしかしたら負担金のようなものがあるのかもしれませんが、
この場所に保管してもらうだけでもかなり助かることでしょう。
などと、いろいろと考えさせられる施設でした(^^)
本日の松之山温泉は曇りのち雨。
冷たい雨ですね。
あちゃの。