もともとこのブナ林は集落の生活に密着していて、よく写真に撮られる池は農業用水となっています。水源はブナや地面が蓄えた雨水だけというから驚きです。林内には炭焼き窯の跡も残っていて、ブナ林と共生していたことが窺い知れます。そんな里山の生活やブナ林の植生、野鳥や動物などの生態系をガイドしてくれるのが「里山の恵み案内人の会」の皆さんです。松之山温泉合同会社まんまではガイド付きの美人林ハイキングを企画しています。積雪期のスノーシューでの美人林歩きはとても人気があります。
あまりにも大勢の方が訪れるので本来落ち葉でフカフカだった地面が硬く踏みしめられています。ブナにとっての環境を整えようと保護活動が行われています。地域の学校による清掃やボランティアによる同じDNAをもつブナの葉を敷き詰める活動などです。悲しいことにブナにも寿命があります。このような活動が功を奏し、少しでも長く多くの人の癒しの場になればいいなぁと思います。
私は雨の美人林が好きです。




















